またちょっと嫌なニュースを見つけてしまいました。
こんな世界ですから、よくあるニュースと言ってしまえばそれまで。
だけど、あって欲しくないのは当然のこと。
楽天ではなく、Amazonの送料問題。
自由度が高いがゆえに生まれるAmazonの闇ともいえるところです。
「価格安く&送料高く」は以前からあるが・・
Amazonを利用していて気づいた方もいると思いますが、Amazon発送でなくマーケットプレイス出店者からの販売発送商品は自由度が高いようです。
とくに送料を自由に設定できるので、価格を低めに設定しておいてその分の補填どころか暴利を貪る業者が散見されていました。
そしてそんな業者とその仲間たちが、日本国内のCOVID-19ヒステリーに乗じて小汚い詐欺まがいの出品を行っていたようです。
<ニュース出典記事(BIGLOBE)>
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0220/blnews_200220_5449894699.html
にしても、よくやりますよね。
かえすがえすも呆れます。
以前からよく見られたマーケットプレイス出品の闇手口
私もかなり以前に引っかかったので分かるのですが、他出品者より少し安くしておいてその分以上の送料嵩上げ or 水増し請求するマーケットプレイス出品者は、よく見られました。
私の場合は(よく購入する)USBメモリの4GBだったかと思います。
確か他の業者が出している送料無料の同一品より100円ほど安価に出品していて、送料が500円と設定されていました。
アガリは400円になりますか。
その送料は注文確定の画面まで確認することができず(=最後に確認できる、とも言う)、確認を怠っているとそのまま気づかずに購入してしまいます。
Amazonの購入フローを思い出してもらうと分かりますが、何度も「OK」を押していくとどこか惰性で押し続けて最後も確認なしに「購入を確定する」とやってしまいがちなんですよね。
少しでも安く購入したいという消費者心理を逆手に取った手口です。
出品者側は私も含め、引っかかる方がいけないという言い分を出すのでしょうが。
ちなみに、最近はYahoo!オークションでも、事前に送料を記載せず確定時にべらぼうな送料をふっかけてくる出品者もいるようです。
Amazonはとくに対策をとっていないけれど、それでいいとは思う
Amazonはこういった出品者に対して、とくに対策を講じるとか排除するとかしているわけではないようです。
購入フローが変化しているわけでもありません。
ただ、よほど悪質・あからさまなケースとなるとそうでもないのかもしれませんが、私はその姿勢でいいと思います。
気づかない方が悪いのではないかと考えます。
そういう業者に関する口コミや評価を挙げていけば、自然とその業者は消えます。
別の名前でアカウントをとって同じことをするでしょうが、同じく口コミや評価でユーザが情報を共有すれば、また消えます。
それが繰り返されるうちに購入する側も慣れていく。
だけど、そうなる頃にはまた別の手口が生まれるんでしょうけれど。
販売価格が4万円というのも牧歌的に見えてしまう
ともあれ、悪いと言うと語弊があるならうまいことやろうとする業者は、モグラ叩きのように現れます。
スパムメールと同じように、殆どの人が引っかからなくても数パーセントの人が引っかかればオッケーなビジネスモデルですから、まあなくなりません。
日本中がCOVID-19ヒステリーな昨今であれば、普段の10倍以上の値付けである4万円のマスクでうまいことやろうという業者がいるわけです。
これはこれでニュースにもなりましたが、最後の確認を怠った人からむしり取るこのニュースのような業者に比べれば、まだ牧歌的なものに見えてしまいますよね。
4万円の値付けをフェイントにして、最後のところで引っ掛けるというこのニュースの出品者。
おまけにあらかじめ「事情により」価格を休めに送料高めにしていますという但し書きもしていたようです。
結局はリテラシーというか警戒心を解かないようにということ
ですがまあ、Amazonに限らず相手の見えない取引をネットでするからには、よくよく用心しろということなのでしょう。
Yahoo!オークションでも同じような&近いケースの取り引き相手はいました。
以前のように良心的なユーザばかりではありませんし、日本人が有していた美徳も消えつつあるのかも知れません。
情報も含めてリテラシーを養うとともに、警戒心を失ってはいけないのだということを改めて思う次第です。
嫌な世の中になりつつあるということなのかもしれませんが・・。
(了)