テレワークがまた始まるかも・・な雰囲気ですが、皆さんの職場はどうですか。
大手企業勤務の知人なんかは昨年来、週に1-2回の出社だけであとはリモートで業務するのが日常のようです。
テレワークをやっていると、音声が聞こえづらい相手も散見します。
私もたまに聞こえづらいとか指摘されることがあります。
そんなこともあって昨年、使っているiMacの集音マイクが周りの音を拾ってしまってプライバシーが気になったのを機に、別建てのUSBマイクを導入していました。
マランツMPM1000Uをテレワークと録音用に購入する
今回ご紹介するマランツのMPM1000U以前に購入したのがこれで、中華メーカーのマイクでした。
しかしながら性能に満足いかなかったことから、仕事でウェビナーの全体音用のマイクが必要になったので、そっちへ回してしまいました。
その前にFIFINEK056という中華マイクを購入するが・・
以前に購入したのは、FIFINEという中華メーカーのK056というモデル。
マイクスタンドと、キャノン(XLR)ーUSB接続のケーブルがついてきます。
おまけを含めれば悪くない商品構成だと思いますが、肝心のマイク本体の点数でいえば50-60点くらい。
申し訳ないけど。
楽天で最安を探してみましたけど、これでも高価に感じるくらい。
※購入したときは4,000円台だったはずですが、何故か高騰・・
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価格:5,999円 |
USB接続で会話音の拾い具合いは良かったんですが、いかんせん集音の限界値が低く音割れがしやすい。
話し声レベルならかなり使えるはずですが・・。
これですと、もう一つ想定した用途に合わないんですよね。
もう一つの用途・・と、もったいぶるほどのことはないのですが、スタジオ録音用途です。
マランツのMPM1000Uをスタジオ録音用途で購入する
以前にバンドの活動をやっていて、それを聞きつけた子どもが自分も録音やってみたい! ということになりました。
これを踏まえて、テレワークの普段遣いとスタジオ録音(?)くらいまで出来るマイクを購入することにしました。
スタジオ録音とはいっても、マイクをMacに接続してGarageBandでオケに合わせて歌入れするという単純な録音形体ですが・・。
USB接続で直接録音可能なマイクを探す
それから少し探してみたのですが、マイクは種類こそたくさんあるけど文字通りピンキリですね。
購入条件としてはオーディオインターフェースを購入する余裕がないので・・USB直差し。
購入するマイク選びの条件
「USB直差し→システム環境設定/サウンドでUSBマイクに入力設定→GarageBandで録音」 という入力経路になります。
昔使っていたSHUREのSM58(メキシコ製)ほかキャノン接続のマイクは幾つかあるのですが、USB入力対応のマイクでないとレイテンシー(入力フィードバックの遅れ)が酷いのです。
マイクの性質を把握していても使えなかったので、保有のマイクをデジタル録音するのは諦めました。
オーディオテクニカとソニーと比較して価格帯真ん中のマランツ製に

購入したマランツのMPM1000U
USB接続のマイクを探してみると、あくまで私がある程度知っているメーカーの範囲ですが、ソニー、マランツ、オーディオテクニカなどが候補に上がりました。
AKGとかノイマンとか数万円以上の高級品は除外で・・(^^)ノゥォー
価格帯は「ソニー<マランツ<オーディオテクニカ」の並びで高くなっているようです。
でもって、キャノン接続よりもUSB接続の方が若干高価になっています。
オーディオテクニカは私が知っている歌入れのボーカルさんも使っていて気になっていましたが、欲しいモデルはちょっと予算から離れる感が大きいかなと思いました。
かといってソニーの3000円台のものだと、先述のFIFINEのマイクと同じ轍を踏みかねない。
そんなところから、間をとってマランツのマイクを選びました。それがMPM1000Uですね。
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そしてポチッと購入。
入手成ったところで、私がやってみた録音環境と録音結果のサンプル音源をご紹介します。
マランツMPM1000U+GarageBandのかんたんセッティングで録音
さて、果たして仕事のためなのか子どもと自分の嗜好のためなのか分からないものの、マランツPM1000Uでボーカルを録音してみます。
MacとGarageBandのセッティングはかんたん=ドライバ不要
Garagebandの設定方法は書き出すと長くなるので、別稿に委ねるとしてMac側のセッティング自体はかんたんです。
まずはマランツMPM1000Uを添付のUSBケーブルと接続。
そのUSBをMac側に接続すれば、認識されます。Macではシステム環境設定をさわるくらいで、ドライバ不要ということですね。

Mac使用時のMPM1000Uのマイク入力設定
続いて システム環境設定/サウンド/ヘッドフォン となっているところの最後のを USBマイク に変更。
これだけでMacに音声を録音することが出来ます。
録音環境のプロファイルは下記のようになっています。
マランツPMPI000U + MacのGaragebandによる録音環境
録音場所はスタジオといきたかったところですが、子どもの希望を入れてカラオケボックス^^;
録音媒体はMacBook Airなので、SSDストレージ。
あと、子どもの録音の合間の一発録りで歌詞も一部忘れていたりと、かなり適当な演奏ですのでお含みおきつつご試聴ください。と、最初に言い訳をしてみる\(^o^)/

GarageBandの録音後ミキシング画面
参考情報として、GarageBandの録音後のミキシング画面をご覧ください。エフェクトをほどほどにかけています。
マランツMPM1000Uマイクで実際に録音したサンプル音源
実際にMPM1000Uマイクで録音した音源をYouTubeにあげてみましたので、よろしければお聴きください。
話し声はまったく問題ないレベルなので、突発的に大きな音も入力することになる歌を例にとります。
ヘッドフォン着用を推奨します。
MPM1000Uで録音したEaglesの”Desperado”オケありバージョン
イーグルスの「Desperado(ならず者)」をサンプル曲にしました。
1970年代の古い曲ですが、平井堅さんがカバーしてましたっけ。
聴いていただけると分かりますが、ボーカル自体の音割れはほとんどありません。
後半部分のアタックが強めの発声のところでも、破綻なく音を拾ってくれていますね。
レイテンシーも感じられないレベルですが、(少ないでしょうが)ハードディスクで録音される方はこの限りではありません。
エフェクトはデフォルトの状態で少しかかってはいますが、一つ一つの音の拾いも満足のいくレベルでした。
録音した音の状態を把握できるように、オケなし=歌のみのバージョンも聴いてみてください。
MPM1000Uで録音した同じくEaglesの”Desperado”オケなしバージョン
続いて、上の音源からオケを抜いたボーカルのみの音源です。
こちらは埋め込みのmp3ファイルになります。
サスティンもそれなりに得られていて、素人のボーカルマイクとしては十分なレベルだなと思っています。
コンデンサマイクにありがちな鼻詰まり感も少ないし、まずまずのいい音です。
こちらのファイルサイズは2.9MBです。
このときは、音が来ない壁を背に歌っています。
5-6人が座れるカラオケボックスだったので、正面(=マイクからみると背面)からお隣からの歌の音も入ってはきますが、まあまあ大丈夫なので指向性も悪くない印象です。
デジタル録音のマイクはMPM1000Uで十分
オケなしだとよく分かりますが、サスティンもそれなりにあります。
クセがなくて、好感が持てる音かなと。
これで7000円台だったら、十分に高コストパフォーマンスなマイクといえます。
個人的には、USB接続のマイクをこれ以外使うことはないと思います。
もっといいマイクがあるのかもしれませんが、どれがいいか探すよりいかにマイクの特性を生かすか考えたり何より演奏力を上げる方が、これくらいのレベルのマイクなら有益に思えるのです。ナンチッテ
USBで接続するデジタル録音マイクは、マランツMPM1000Uでもう十分といえます。
テレワークと宅録用途にはマランツMPM1000Uがおすすめ
そんな具合にマランツのMPM1000Uの購入&使用レビューを、実録音源と併せてご紹介しました。
単純比較では、先に挙げたFIFINEなるメーカーのマイクと比べるならこちらを購入した方が、間違いなく納得のいく結果が得られるはずです。
上記リンクは記事作成時の情報になりますので、実際に購入することがあれば下記リンクから探してみて購入するのもよろしいことと思います。
ただ送料込みで6700円台というのは、かなりお安い部類の値付けだと思います。
別に関係者じゃないのですが、同じ名古屋市内の愛曲楽器さんから購入していただくことがあれば、嬉しいなとも思う次第です。
ということで、今回は何故か(?)楽器のレビューもどきの記事となりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(了)