相変わらず・・ですが。
世間のニュースは新型コロナウイルス一色。
本体の増えた減ったに始まり、経済的な影響、医療のストレス増加、予防や同措置の取り組みなんかで、90%以上がCOVID-19絡みのニュースとなっている感があります。
これらが国内外の比較や過去、見通しのニュースも重なっており、否応なしにCOVID-19のニュースが耳に入ってきています。
実際に体験したので度合いが分かるリーマン・ショックを上回りそうにも思えるくらいの、実生活への影響を感じています。
そんな中、評論家の田原総一朗さんが自身のブログにおいて、安倍晋三首相がこの新型コロナウイルスの感染拡大との戦いを「第三次世界大戦」であると認識している旨のインタビュー内容を公開しています。

新型コロナウイルスとの戦いは第3次世界大戦という首相の認識
新型コロナウイルスを第3次世界大戦に喩える。
確かにそうです。
同意します。
とはいえ、安倍晋三首相がこういった認識を持っていたことに驚きを持ちました。
平時の発想から戦時の発想に切り替えたことで、緊急事態の発令を決断したという分析もあります。
核戦争ではなく、ウイルス感染拡大との戦いが第3次世界大戦・・。
そうともいえますが、経済的な戦争はもっと前から始まっていたようにも感じていますが。
経済的な戦いはとっくに始まっていた
第3次世界大戦は実のところとっくに始まっていて、遅い認識では米国のドナルド・トランプ大統領就任、早くから考えれば北京オリンピックの数年前からが開戦していたタイミングと考えることもできます。
トランプ大統領の就任のタイミングは分かりやすいですが、北京オリンピックについては国外への積極的なコミットが始まり、とくに米国やヨーロッパに対しても「静かな」経済的・文化的侵略を本格化させていったところです。
私ごときが分析しても仕方ないのでしませんが、経済、文化(≒プロパガンダ)ばかりでなく周辺諸国に対しては、軍事的侵略も多数行ってもいます。
今までなら良くも悪くも世界の警察官的な役割を果たしていた米国が、国力の相対的な低下や何に対しても無策だった民主党政権のバラク・オバマ大統領(当時)だったこともあって、ここに対する十分な抑えを取らなかったこともあり、膨張を是とする中国の思惑通りに戦略が進められていると考えています。
そういった陰日向に渡る侵略行為に対する抵抗は大小あったものの、殆どはストレスフリーな中国の局地的とはいえ結果的な勝利となっているように思います。
まともなやり取りができると考えるのがそもそも間違い
にしても、侵略した民族国家を弾圧したり、国民の行動をすべて管理したり、旧指導者が国外に100億円どころでない資産を保有したり、過去の政権の圧政の歴史をなかったことにしたり、今回の騒動のように重要な情報を開示しなかったり、近海で示威行為を欠かさず行ったりするような国とまともに付き合えると考えてきたのか、日本はじめ先進国と云われる国々の指導者や経営者に訊いてみたいです。
歴史をみればこの国の歴代の為政者がやってきたことは、現在やっていることとそう変わりません。
中国出身の方も知り合いにはいますし、優秀な方も素晴らしい方もおられますし、尊敬に値する方も存じ上げています。
しかしながら個々人とは別で、現在の政権をとっている組織の思想・行動とは相容れるところがあるように思えません。
ちょっと振り返ってみれば、まともな人がいても国としてまともに民主主義に基づく国家を運営してきた経験もなく、ヒューマン・ボリュームをコントロールできた試しのない地域・地帯でしかないのが分かるはずです。
国民全員が参加できる選挙を行ったことのない数少ない国の一つが中国なのです。
そこには我々が考える自由は存在していないのです。
第3次世界大戦の戦後処理はぜひデ・カップリングの方向で
とまあ、熱く語ってしまうわけですが話を戻しまして、第3次世界大戦の戦後処理はデ・カップリング(切り離し)を行って欲しいと切に願う次第です。
段階的でも構いません。
いや、段階的じゃないと現実的には無理だと思いますので、できることから少しずつでも経済圏を切り離す政策をとって欲しいと切に思う次第です。
重要な資材・食料の生産を国家的反社会集団に委ねたくありませんし、理不尽な領土・領海・陣取り合戦は行いたくありませんし、こういうシャレにならない疾病を出しておいて情報を隠蔽して欲しくありません。
完全に遮断することは無理でしょうが、段階的に依存度合いを低めていくことが現在のように狭くなった世界においては、必要に思えてならないのです。
恐れていますし、戦争をしたくありませんし、体制崩壊の混乱に巻き込まれたくありません。
などと考える人は、少なからずいるのではないでしょうか。
これが世界大戦と考えられるのなら、その戦後処理=落ち着いたところでとくに経済的なつながりを補足していく方向でお願いしたいところです。
もっとも、本音をいえばいっそのことかつての米ソ冷戦時代のように、ブロック経済をひくのが理想なくらいなのかもしれません。
安全を担保できるなら物価が上がっても構わないという考え方もあります。
段階的なデ・カップリングも十分ありえるんじゃないかと思える次第です。
(了)