【レンタルサーバの変化にお気づきかしら ( ‘д‘)?】
最近、レンタルサーバのサービス内容が充実してきているような気がしませんか?
お気づきの方も多いと思いますが、独自SSL対応のサーバプランがお得になってきています。
理由はアレ。
◆HTTPSの標準化 への動き
米国の2大ドットコム(古)企業により発せられたものです。
端緒はGoogleから。
【2015年12月のGoogleによる声明】
Googleウエブマスター向け公式ブログ

” HTTPSページが優先的にインデックスに登録されるようになります ”
なんか中国共産党に対する中央日報的な役割を担うこの公式ブログですが、その広報力と影響は絶大です。
とくに、ページランクを気にする全世界のブロガーには、響いたのではないでしょうか。
”ウェブのブラウジングはウェブサイトとユーザーとの間の私的な体験となるべきであり、傍受、中間者攻撃、データ改ざんの対象となってはいけません。”
なーんておっしゃってはいますが、 Google様がやることだからセキュア通信に商機を見出していると、私はうがって見てしまいました。
コンテンツどころか個人情報だって、ビッグデータのひとからげに取り込んでるくせして(*´・ω・)(・ω・`*)ネー 。
そして半年後にはアナザー一大勢力、AppleもHTTPSの標準化を推します。
【2016年6月のATS必須化というAppleによる声明】
この声明は、ATS(App Transport Security)を備えているiOSが行うWeb接続が開発者の都合によりアプリ内で無効にできてしまえたのを、やめさせることを目的としています。
別の言い方をすれば、アプリを使った接続〜通信を暗号化を必須化するというもの。
これでiOS端末ユーザは、通信を暗号化してアプリが使える、という理屈です。
Googleよりは、納得感のある説明のように思えます。
そういえば、Apple Payという決済フローもありますし・・。
これ、アプリの開発者には大きな影響を及ぼしますよね。
仕事先ではSSL通信の導入事例が多いので、アプリ開発でも障壁は高くないです。
だけど、先のブロガー同様に個人のアプリ開発者には、インパクトのある仕様変更だったのではないでしょうか。
というのも・・。
【SSL導入はお高くつく】
個人のブロガーにとっても、アプリ開発者にとってもHTTPS通信は、そうそうお安いものではありませんでした。
※SNIについてはグローバルサイン社さんのWebサイトの解説がわかりやすいです

SSLはIP一つとドメイン一つにしか有効にならなかったからです。
デベロッパー費用だけでも気になるのに、年間10万円かかることだってあるSSLなんてそう簡単に導入できっこない。
おまけに、これまた専用サーバまで必要になるんじゃあ、ちょっとね・・。
” もお、アプリなんて作らねえよ ヽ(`Д´)ノウァァアアアン! ”
なんて叫びが、近所からも聞こえてきましたっけ・・。
だけど、世の中はよくしたもの。
うまい仕組みがあるんです。
それが一台のサーバで異なる証明書を運用できる、SNI(Server Name Indication)。
【共用サーバでもSSL導入が可能に】
SNIの詳しい解説は上の画像リンク先でGrobalSign様の記事をご参照いただくこととして、この技術により独自SSL導入可能をうたうレンタルサーバ業者はみるみる増えています。
しかも、かなり安価なプランにまで提供範囲を広げているので、自分に合ったSSLさえ見つけられれば少し維持費が上がりはするものの、ほぼ従来どおりの活動が行えるはずです。
メデタシメデタシ。
興味を持って調べていましたが、自分でも勉強を兼ねて独自SSLを導入してサーバを構築しようかなと思っています。
ていうか、テスト的にはやっているのでサーバ選定から、このブログでご紹介していこうかと考えています。