Nextcloudをレンタルサーバにインストールする上で必要な、setup-nextcloud.phpの入手方法が2022年5-6月にかけて変更になりました。
それに先立つ数週間前の、トップページのフラットデザイン風への変更当初は、おなじみの「here」までたどり着くことが出来ず(なかった?)、最新版をGitHubまで探しに行ったこともありました。
ちょことちょこと変更がありつつも、ようやく落ち着いた=固定したようなので、入手方法の手順を簡単にご紹介したいと思います。
Nextcloudの一番かんたんな導入方法 setup-nextcloud.php
Nextcloudを導入する上で一番かんたんな方法が、setup-nextcloud.phpを使用した方法だと考えています。
setup-nextcloud.phpはNextcloudのサーバーウエアのインストーラで、手順を間違えなければ比較的かんたんにNextcloudを導入することができます。
共用レンタルサーバーの空き領域を活用するという方針でインストールするという方には、最も合致したインストール方法といえるでしょうか。
コマンドラインやDockerイメージでも導入可能
共用サーバでなく、VPSで運用したいという方には普及してきたDockerイメージやコマンドラインを介して、自分のクラウドストレージ領域を持つことも可能です。
ただインストールだけでなく、セキュリティ含めた一定の知識が必要なことから個人的な見解ながら、あまりおすすめしたくない側面もあります。
勉強がてらDockerイメージを用いて構築したことはあり、これは便利だなとは思いましたが、それにはVPSを使わざるを得ないこともあり、利用可能領域の単純にコスパ面で考えると共用サーバになってしまうのかなと。
共用サーバ:VPSサーバの価格差を比較すると
本当にざっくりになりますが、共用レンタルサーバとVPSサーバのコストを算出すると下記のようになります。
※費用を1カ月あたり500円程度と想定
金額はいずれも税抜になりますが、改めて比較してみると100倍近い差が出ます。
ケチケチマカーを名乗るからではありませんが、応答性や自由度を優先順位に求めない限り、共用サーバの方が
Nextcloudの運用には都合良さそうに思います。
Nextcloudの運用はVPSより共用サーバがコスト面で優れる
あくまで条件付きの単純比較になりますが、ストレージの領域やメンテナンスの簡便性を求めるならNextcloudの運用には共用サーバの方が勝ると考えています。
まとめると、Nextcloudの運用にはVPSよりも共用サーバーの方がコスパでなく、コスト面で優れるといえるでしょうか。
コストパフォーマンスでなく、費用面ですね。
もちろん先にあげたように、応答性や自由度を優先的に考えるなら、VPSサーバの方が勝ると考えます。
そうですね、とくにパーソナルユースを前提に考えるなら共有サーバ一択になるのではないかとも思います。
Nextcloudのインストーラ setup-nextcloud.phpの入手方法
setup-nextcloud.phpをNextcloudのインストーラと言い切ってしまいます。共用サーバで運用することを前提に考えれば、大きくは間違っていないものと思います。
なんだか前置きが長かった感じがしますが、画像でガイダンスを作ってみたら画像二枚で足りる気がしてきました・・(´・ω・`) 。
まずは下記のNextcloudの公式サイトへアクセスしてください。
Nextcloudの”Get Nextcloud”にオンマウスする
まずは、Nextcloudの”Get Nextcloud”にオンマウスしてください。
すると①のようにプルダウンメニューが自動的に表示されます。
その中にある”Get Nextcloud Sever”を選択してください。
ここまでは入手方法変更前と変わりありませんね。
“Community Projects”メニューからsetup-nextcloud.phpのありかへ
そうすると下記ページへ遷移します。
・・あ。最初からここを案内しとけという内なる声が(*_*;
まあ、いいや。
ページを下へスクロールして”Community Projects”を探してください。
下図のように”Community Projects”をクリックするとメニューが開きます。
“web Installer”の数行下にある”here”で右クリック。
MacとWindowsではコンテクストメニューの表示が違いますが、リンク先を保存もしくはダウンロードしてください。
個々で設定してある保存場所へsetup-nextcloud.phpが保存・ダウンロードされています。
これをFTPかサーバのコントロールパネル経由で、任意のディレクトリへアップロードすればオッケーです。
この記事を見ている方はとっくにご存知とは思いますが、下記にセットアップの手順も示しておりますのでご参照ください。
変更点は”Community Projects”カテゴリー内への格納
setup-nextcloud.phpの入手方法の変更点をまとめてしまうと、今までよりひとつ手順が増えて”here”にたどり着くまで”Community Projects”を経ないといけなくなってしまったことです。
私のようなヘタレ面倒くさがり系のNextcloudユーザに対してはそうでもないんですが、Dockerイメージ提供やNextcloudを利用したクラウドストレージのプロバイダへのガイダンスなんかが載っています。
それらを総称して”Community Projects”というカテゴリーにまとめたということなので、Nextcloudコミュニティがそれくらい広がっていることということかと思います。
(・∀・)イイことには間違いないわけですが・・。
お詫びとお礼を
実はなのですが、この入手方法については何件かお問い合わせがフォームから来ていまして、それぞれに都度ご回答差し上げておりました(なんだかビジネス調)。
なくなっていたことに始まり、変わっているところに気づかなかったりしてご迷惑をおかけしました。
このサイトの関連記事での内容修正は順次、行っていきたいと思います。
加えましてその他のお問い合わせもいただいており、全然解決に結びつかないこともあり力不足を感じております。
そんな中でも教えていただいたり励ましもいただいたり、救われているような気もします。
ありがとうございます。
今回の記事は短く、だからとばかりに独り言的考察を入れた構成となっております。
お読みいただきありがとうございました。
(了)