【ためになることを】アベノマスクと福井のマスク、それからSHARPのマスク【とにかくやる】

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アベノマスクと福井のマスク、それからSHARPのマスク

マスク売ってませんねー。

朝、薬局の前を車で通過するのですが、十数名の方が開店を待つのももはや日常光景になってしまっております。

云われることですが、こういった行列も感染原因になりかねないのかもしれないと、ときどき思います。

もっとも、並んでいる方たちは大抵マスクをしているのでその点はある程度大丈夫なのかもしれませんが。

うちなんかは、家族が花粉症の人用に手作り布製マスクをお店向けに作っていたので、もともとそんなに購入することもなく過ごしていました。

厳密にはサージカルマスクとか覆う面積が広いマスクを着用するべきとかなるのでしょうが、ないものはしょうがない。

最近はマスクに適したウーリー(?)ゴムも品薄になってきていて、手作りマスクの方も行方が怪しくなり始めています。

そういう不安を払拭することも目的の一つなのでしょうが、日本政府がマスクの配布を決定しました。

政府による所謂アベノマスクの配布

とにかく日本はマスク不足。

いや、どこかの国の製造統制なのか戦略なのか知りませんが、世界的なマスク不足状態。

ほんの数カ月前までは、日本人がマスクする姿が海外で「変なの」的な扱われ方をしていたのが、嘘のようです。

まあそれくらいCOVID-19(WHOのによる新型コロナウイルスの呼称=武漢あるいは中国ウイルスを忌避する目的もあると云われる)が猛威をふるっているということなのですが。

こういう状況の中、もはやマスクが生活必需品になってしまってもいるので、お店に出回らなくなってしまったら本当に困りますよね。

そんな状況下で先ごろ、政府が日本国内の全世帯に二枚ずつ布製マスクを配布する決定をしました。

布マスクの全国民への配布は間違っていない

ニュースでもちょっとファニーな感じで報じられ、SNSでもどちらかというと否定的でブーイング気味の意見が多く見られたこの決定ですが、正解ではないかもしれないけれど決して間違った決定ではないと思っています。

厚生労働省Webサイト「布マスクの全戸配布に関するQ&A」

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このマスク配布の決定を否定的に報じる・発信する人は、必要とするマスクが手に入らない立場に立ったことがないだけなのだろうと考えています。

私は幸いにしていまだに花粉症のコップが溢れることもありませんし、マスクを自家製したり職場でもらえたりする環境ではありますが、入手できない知人も多くてその苦労はよく理解できます。

マスクをしていないと人前に出られない、非国民のそしりを免れかねないこんなご時世ですし。

たまにですが、そういった人に家族お手製の布製マスクを差し上げると、(どうやら真剣に)喜んでもらえます。

聞けば、手に入らないとなると次の選択肢は反復性のある布製マスクしかないということなんですね。

布製マスクには反復性とある程度の再現性がある

布製マスクの配布は、結局のところ中国からの輸入に頼り切っていたマスクが大量に不足している中、サージカルマスクを作れない状況において、買えない人が多くマスクを着用できない人が増える=感染させる人が増加する一方になる。

そんな状況を少しでも緩和するための策であったと思うわけです。

そして布製マスクには反復性と、ある程度の(効能の)再現性があるわけです。

マスクの本来の目的はガードよりも、飛沫飛散の予防です。

感染拡大を主眼とした数週間において、このマスクで社会不安を少しでも抑えようという目論見であったことは、想像に難くありません。

まだ呑気で気楽な人からは不評ですが、本当に手に入らない人からすればありがたく感じられるものなのではないでしょうか。

私も届いたら使うつもりです。

確かにいまどきのマスクよりも格好は悪いかもしれませんが、なんだか昭和な感じがしてちょっと面白いとも思うのです(変?)。

政権を叩くのが報道と考える旧態マスコミはこういう時にホント邪魔

マスコミの人たちは世論操作でもしたいんですかね?

良くない政策もありますが、良い施策もあるはずです。

公平にニュートラルな視点から記事にしないと、これからの読者は見極めます。

下記のニュースのように強引にマスクの批判をしたいがために、変なニュースになっています。

不評アベノマスクまた誤算…ネットやリアル店舗で供給回復|日刊ゲンダイDIGITAL
「混乱を招いたことは私の責任。おわび申し上げる」 コロナウイルス禍を巡り5回目となった17日の会見で、安倍...

アベノマスクが配布されるけれど、不織布マスクの供給が復活してきた。だからアベノマスクは無駄だという趣旨(ともとれる)ニュースです。

だけど、これ・・順番が逆なんですよね。

アベノマスクが配布されることになったから、転売ヤーたちがだぶつきを恐れて市場に出しているのです。

全然、適正価格とはいえないけど。

記事内でも書かれている通り・・語るに落ちています。

その揚げ句、このタイミングで不織布マスクの供給が回復〜

因果関係でいうとアベノマスクが配布されることになったあげく、不織布マスクの供給が回復し始めている。

その供給回復の要因は、出さざるを得なくなって出している転売ヤーたちの決断というだけです。

まだ全然、高いんだけど。

本当に手が届かないい人の足元を見るつもりだったのが、マスクの配布で見れなくなったわけです。

まあマスコミにも正義の味方を期待しているわけではないのでどうでもいいんですが、混乱とか誤解を量産するのはやめてもらいたいものです。

こんな時期においては、シャレにならないしアクションを起こす側の意図を曇らせるという点で、邪魔な存在でしかありません。

福井県によるマスク購入あっせんの取り組み

さて、そんなマスコミ批判を書いていたらキリがないので、いいニュースなのに扱いが小さいからせめてこちらでご報告しようかと思います。

福井県が素晴らしい取り組みを行っています。

地元福井県に本社があるゲンキー株式会社の協力で、県民にマスク購入をあっせん。

マスク購入券を全戸に1枚ずつ配布して、1枚につき1箱50枚入り2,350円(税込み)を2箱まで、福井県内のゲンキー64店舗において購入することができるというものです。

マスクの購入券は、県内の全戸に配布することになっています。

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4月30日配布完了で利用・販売期限が5月10日だから、結構タイトなスケジュールかもしれません。

恐竜博物館とおろしそば、それからソースカツ丼で福井県大好きな私ですが、高感度がさらに増しました。

何もせずに批判するよりも何かして批判される方が(・∀・)イイ!

このニュースに対しては批判の声が上がらないのは、いい取り組みということなのでしょうかね。

企業からの働きかけもあったことは想像に難くありませんが、こういう能動的な施策は素晴らしいと思います。

国がやったら、今回のゲンキー株式会社に相当する企業を安倍首相の癒着相手とかに見立てて、ストーリーを展開したりするんじゃないでしょうか。

実際、今回の配布マスクのメーカーと首相がどうのこうのとか書いているニュースメディアやテレビ番組もありました。

なんてことはないかもしれないけれど、これも不毛ですしこの想像も不毛ですわね。

だけどまあ、そんなのよりも大スポンサー様である大手コンビニチェーンの食品工場で、コロナウイルス感染者が出たことを報じないという報道姿勢は、ちょっとどうかと思いますけどね。

http://www.warabeya.co.jp/ja/news/news4166035925527180474/main/0/link/20200414oshirase.pdf

まあ、大々的に報じたら混乱をもたらすとかあるんでしょうけれど・・。

わらべや日洋ホールディングス - Wikipedia

SHARP(シャープ)製造のマスク販売サイトがダウン・・

一方で、いい知らせと悪い知らせがあいまったニュース。

SHARPの三重県多気工場の工場で既存のクリーンルームを活用してマスクが製造され、優先的に日本政府へ納品。

それからいよいよ一般向けに販売されることがニュースリリースでも発表されました。

個人のお客様向け ECサイトでのマスク販売開始のお知らせ
シャープは、4月21日より、株式会社「SHARP COCORO LIFE」のECサイトにて、個人のお客様向けにマスクの販売を開始いたします。

しかしながら・・

アクセス集中によりSHARPのマスク販売サイトがダウン

各所のニュースでも取り上げられていますが、予想を大幅に上回るアクセス集中のためシャープ株式会社の販売サイトがダウンしてしまいました。

マスクの抽選販売に関するお知らせ:株式会社SHARP COCORO LIFE
シャープ株式会社で生産いたしますマスクの販売に関する情報をお知らせします。

なんでも、会員登録自体のアクセスだけでダウンしてしまったらしいので、残念この上ありません。

加えて同じサーバ内でIoT関連サービスも提供していたということなので、連携商品のユーザの方にも影響が及んでしまったようです。

うーん。

もと(?)ICT業務機会が多くサーバ選定や契約もやっていた自分的には、いろいろと考えさせられるインシデントですねー。

今回のこの商品への期待度や認知度の高さからして、サーバの選定はシビアになることが予想されたことです。

かといって新たにWeb販売システムを立ち上げるのにはコストと時間がかかるので、既存のWeb販売サイトに組み込んでやらざるを得なかったのだろうなと思います。

とはいえ、何らかの冗長性を担保する手は打てなかったのかなと、残念に思うわけです。

サーバのアクセス受容性能は電気のブレーカーに似ているかも

もう十年近く経ちますが、以前に管理しているサイトが、地方ながらもテレビ番組で取り上げられたことがありました。

夕方16時台の番組内だったので、それほどアクセスはないだろうと思ってエンジニアともども高をくくっていたのですが、番組で紹介されて5分ほどで落ちました。

次に午前中9時台の番組内でも取り上げられたのですが、少しは学習してロードバランサーを入れたりして対策をとったものの、やはり落ちました。

当時はAWSという選択肢がなかったのでサーバ会社と相談して善後策をとり、三度目以降は何とか乗り切れるようになった思い出があります。

マスメディア、とくにテレビに取り上げられるとき=その影響力を思い知らされた経験です。

サーバの受容性能は電気のブレーカーと似ているところがあって、アクセスの最大値を指針に性能・冗長性を決めていく側面があります。

電気は最大値を越えないプランを選んでいくわけですが、どちらも普段は最大値をはるかに下回る容量で稼働しているので、まずまず無駄なコストを払っていかざるを得ないのですね。

いまどきのサーバ、とくにクラウドになってからはそういったところもカバーする方策もあるので、時代は進化するものなのだなと考える次第です。

とにもかくにも、シャープ株式会社のWeb販売サイトの管理者様におかれましては、お疲れさまです。

国民のムードにも影響しかねない重要な仕事を担っておられることと思いますので、製造・企画の方々ともども善処されてより良い結果を生み出せるよう祈念するばかりです。

 

とまあ、最後はやや脱線気味でしたが3つのマスクの話題について記事化いたしました。

(了)

 

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